フィルムコンデンサーはポリプロピレンが優秀 コンデンサーの性能

フィルムコンデンサーはポリプロピレンが優秀ですが

一度充電すると自己放電しにくい

内部ロス抵抗が小さいので発熱が少なく高周波向け

形が大きく成ります、それは内部構造に依ります

まず電極はアルミ箔が使われ極薄いですが厚みが有ります

ポリプロピレンの絶縁膜も薄いですが厚みが有ります

空気中を通過する電気放電が有りますが1mmの距離で1000Vと言う絶縁規則が有ります

ポリプロピレンの膜でも数μmほどに成れば小さな穴が出来てそこから電気放電が始まります

こうなるとここに抵抗体のショートが起きコンデンサーの役目が失われます

そうならないようにするには絶縁膜の厚みを増やすと改善しますが

静電容量は減少しますので結果外形が大きく成ります

もちろん重量も巻いた回数分増えますから重く成ります

コンデンサーは絶縁膜にポリマー(フィルム状の絶縁帯)が使われるので

内部的には静電気や自己発電や衝撃による発電も起こります

静電気は結構高圧電圧で蓄積されますから感電に注意です

自己発電は主に化学反応によりますが一度充電して放電しても電荷になるエネルギーが

残っていて放電前の高電圧まで戻ろうとするのです

衝撃に依る発電は静電気に似ていてポリマーが摩擦したり圧力で発電します

信号回路の中で叩くと出力から音が出るコンデンサーも有ります

微弱信号回路に使う場合はノイズの発生源に成る時も有りますから

回路に合わせた種類を十分検討して使う必要が有ります。