低電圧高効率電源未来予想

低電圧高効率電源予想とは

低電圧発生は容易です

ソーラーパネル1セルの発生電圧は0.5Vですがこれを100段重ねると50Vに成ります

ここで問題なのは100段繋いだ中の1段だけが断線しても0Vで電力が出てこなくなるんです

いわば1つだめでも全部だめになるわけです、この苦労が無駄になる情けなさが

太陽光発電の一番の弱点でしょう

こうしてみるとパネル1枚から0.5V発生しますがここからいきなり50Vの電圧が出れば

扱いやすい50Vの電源として簡単に活用できますし

電力は同じで100枚分加算してもまったく問題ありませんし1枚だめでも99は生かせるのです

こういった低電圧を使えるエネルギーとして取り出せれば安定供給にも貢献します

もともと蓄電池もニッカド充電池は1.2Vですしリチュムイオン充電地も3.7Vと低い電圧

鉛バッテリーも1セル当たり2V程度と原始的な発電の単位は低電圧です

1セルあたりの発生電圧が低いと昔は利用効率が極端に低かったのですが

今は違います、0.1V程度から5Vや10Vを発生する技術があり

たとえばソーラーパネル1枚ごとに昇圧コンバーターを内蔵すれば

並列接続でどんどん電流が増やせます、故障に弱い直列接続を避けることができます

ソーラーパネルはシリコン素材でガラスよりはずいぶん破損しやすく

破損は致命的、こういった弱点を補うのが超効率昇圧コンバーターだと思います

50V程度まで昇圧しますと10段で簡単に500Vが発生しますし

通常の1000段で500Vと比べて故障率が100倍安心なわけです

今度は蓄電の事を考えると1.2Vのバッテリーに0.5Vのパネル1枚で充電できますし

夜は充電に使った昇圧回路を1.2V充電池から50Vを発生して送電も可能になります

ソーラーパネル1セルに1つずつ充電池を取り付けて昼間蓄電し夜は送電も可能になります

大規模な充電設備が必要なく太陽電池自身が電力を蓄えて夜放電も可能になります

電力の方向制御と時間制御は米粒ほどのネットワーク素子でコントロールできますし

通信はブルトゥースなど手軽に活用

電力は充電池自身からもパネルからも連続的に供給されホストから簡単に集約されます

大規模な蓄電設備を持たなくとも夜の給電が可能になるのもそう遠くない未来かもです

蓄電には電気二重層コンデンサーが有力ですこれは充電放電繰り返し回数が無限だからです

放電電圧が変化する弱点は昇圧コンバーターが解決しますのでまったく問題ありません

これも今後に期待したいです

ソーラーパネルが単なる太陽電池から夜も発電?可能な電池になれば

見方が変わってくると思います

電力を使う側もLED電球で済む用途には直接充電パネルから供給し

夜の灯りには電力会社の電灯線を使わないようになるでしょう

低電圧側と電灯線側(高圧側AC100V)を上手に使い分けて省エネ、節電も簡単になるわけです

DC50V位ですと送電できるのは100m程度ですから短距離送電に向きますし

50Vの電圧は感電事故も起こりにくく素人工事もOKでしょう

相変わらずAC100Vを必要とする家電製品はそのまま使えば良い訳ですから

問題ありません、使用割合を少しずつ再エネにシフトする感じですね